引っ越し挨拶、別れバージョン。
夕食準備中にピンポーン。
あれ、自治会費は済んだし、セールスにしては遅い。
誰かなあ?と玄関開けると、見たような女性。
あれ?と思って気が付く。
髪をアップにして洋服もカジュアルなスポーツ感あり、化粧も入っている感じ。
「見違えた」と言ったら、相当喜んだ顔。
(背も高いし、昔は美人でもてたろうという50代後半??)
手に箱モノを持っている。
引っ越すことになった、明日からトラックが来るのでご迷惑かけるが・・・と言う挨拶。
寂しくなるなあ、というのがここ一年の流れ。
長年勤めてた会社から再雇用がなかったみたい。
人手不足というが、現場は様々。
単純労働は外国人が年々増える傾向。
(この近くには、パン系・ハム系・アイス系・牛乳系と大手食品工場がある。)
政府が年金支払いを渋る報道をマスコミが垂れ流しするから、庶民は60歳過ぎても年金もらうまでの5年が不安で、さらにその先も不安で働くことをやめられない。
悔しかったら、子どものころから猛勉強して公務員や一流上場へ入って来い、てなもんでしょう。
資本主義でも社会主義でもピラミッド構造は出来るから、生き方をしっか持たないと、金と欲望の二次元では底辺は広くなる。
300万でも幸せに生きられる、なんて言っても、あれがない・これもない・と内々探しをする限り多くの人は、600万あればと仕事と金になってしまう。
今荷物を積んでトラックが出て行った。
空き家に誰か引っ越して来るものはいるだろうか。
そして、それは迷惑な家族にならないか。
大いに不安だ。
家にとって一番の敵は、隣人。
地震でも台風でもシロアリでも悪徳業者でもない。