不都合な真実
生きている彼らは猫の餌食となっていたのですっかり油断していた。
まな板を新しいのに替えたが、朝になると黒いシミがついている。
ペーパーナイフで簡単にとれるそれは、どう考えても彼らの生活痕。
水回りのモノをどかしてみるとそこにはさらなる痕跡が。
実は、うすうす汚れは気になっていたが、生きている彼らと遭遇しないので、設置型もスプレーも共に品切れ状態だった。
猫を飼う前は、相当出没する彼らに悩み苦しんものだが。
猫が来てからは、朝に残骸を確認鋭く程度になった。
それさえ最近はほぼなくて・・・・
人類の歴史事件より長い彼らに効くものはなさそうだが、とりあえず薬局へ走ろう。
雨がやんだら。
先日、ラーメン屋の閉店を確認したが、団地内にあった酒屋もシャッターが閉まっていた。
バス停近くで、学生がいつも朝夕列をなすので気が付かなかった。
酒はスーパードラッグ店の安売りで買う私。
30年住んでいてそこでは勝ったことがなかった。
そう考えれば、他の店が閉店した後もよく開けていたものだ。
経営者も私より10歳は上だったろうし、時代が終わる感じ。
そう、昭和生一桁から10年ころまでは、もうすぐ淘汰される時代なのだ。
その最後の数年を事故などの犯罪者として終えるのかどうかなんだが。
偉そうにして生きてきた人は、ヤッパリ最後まで偉そうにして、運が良ければそのまま。そして不運なのは、そういう奴らの傲慢に巻き込まれた方々。
ちょび髭で風刺しながら言ってたな、一人殺せば犯罪者で数万人殺せば英雄って。
近所のもめごとには警察さえ来ないけど、石油の利権や超大金が動く国際紛争には必ず大国が顔を出す。金も出す。武器も出す。(ただし真の顔は隠れたまま)
それよりも、
今の私にはゴキスプレーがない。
置き型殺虫剤がない。
しかし、
傘はあるし、車もあるから、やっぱりすぐに買いに行こう。