業務委託
給湯器の中和機という部品交換に来たのは・・社名が入っていない軽貨物。
その時点で、ああ違うシステムだと思った。
いわゆる修理というサービス部門は、人件費や効率化という観点で集約されている。
車・家電など、かかわりのある所でよく聞く話。
物凄く忙しい現場。
予約・予約・苦情・リコール・・・・
で、こちらの方、たまたま部品を車に積んでいたので近くから回ってきたという。
報告書も兼ねたタブレットで仕事がリアルタイムで会社へ報告されるよう。
さらに領収書・請求書発行機も備えていて、その場で決済完了。
①出張費・②修理工料・③部品費・④消費税という明細まで印刷されて出た。
たぶん①②が業務委託費用になるだろうから、約8,000円。
全額取り分としても、一日3件で24,000円。
そこから自分の車や装備などの経費を差し引くと粗利は2万円くらいだろうか。
保健や年金は自分持ちなのでさらに引かれて純利は15,000円くらいか。
ああ、なんか見たような数字。
選挙カーの運動員の日当だな。
修理は企業としてみると、売り上げには関係ないという扱い。
でも、それをしないとお客は逃げる。信用失墜。
スマホ販売は、ほぼほぼ代理店。
売るだけ売らして後は・・・・
選挙は必ずあるが、それだけでは飯は食えない。
しかし、日々の活動をおろそかにしていれば、応援してくれる支援者はゼロ。
金で雇ったアルバイトにパート。でも、それだけでは勝てない。
セミプロクラスが必要。
結局、日頃の行いが良くなければ水は漏れ、畑は枯れる。
人情・心情・無償の応援という地盤は無いことに気が付かない、才に溺れた人。
そうそう、給湯器メーカーなんて、一般人にはそうなじみがないから、我が家のは業界1位だったと知ったが、2位は2%の差しかない。
困ったことに共にカタカナ4文字。Nが多いぞ。
どちらも優れた製品を生み出すようで、いいライバル関係みたい。
こうなると、メンテナンスが明暗を分けることもある。
決して高くない設備、10年で交換目安、途中で一回は故障もあろう。
業務委託というからには、個人請負にさせられた方々がいるはず。
素人が簡単に出来る仕事ではないからね。
市役所の窓口はほぼ非正規。
学校の講師も。
ひと昔前は、日本は中小企業で持っていると言われたが。
さらに、非正規の人々で大企業の利益が確保されている今。
官邸の指示通り、多数決で決まる国会なら、AIに業務委託してもいいのでは。
ボタン押すだけなので、最安値で。
私たちは仕事の合間に喫茶店で野球観戦したり、海辺の駐車場で昼寝していた、あれから40年、現代では無理だな。
ああ、かわいそう。
モダンタイムズから何年経っていても、まったく労働者は改善されていない???
資本主義とは、かくも優れた主義ですね。
社会主義も、どっこい生きているのが不思議だが。
共通するのは、強いボスがいること。
表に出ない黒幕は、出ないだけに素人にはわからないが。