残酷な読者

山小屋・登山(者)がメインの本を読む。

 

前半はまあまあ持ちこたえていたが、海外での登攀になるとどうしても単調になり退屈なページめくり。

 

それでも、何かしら事件が起きて、不幸な出来事を待つのだけど・・・・

 

結局、敵と思われたものも味方になり、自然の猛威も幸運な展開になり、めでたしめでたし。

 

はあああ、誰も死ななかった。

 

一人ぐらいは・・・・と期待する読者A。

 

残酷な読者。

 

これは映画化とは、いきませんね。

 

毎週末、たった30分で事件が起こり、人が死に、そして解決する番組。

 

作る方は大変だろうなあ。

スタッフの苦労は、それこそ殺人的???かも。

 

締め切りが決まっているプロジェクトは、キリキリと胃が痛むようになるんだよなあ。

不安ばかりが募る。

 

そして、当日に、必ずと言っていいほどトラブルや変更があったりする。

 

それは慣れるしかない。

場数を踏むと度胸が据わる。

的確に指示が出せるようになる。

 

慌てる姿はスタッフに伝染するから、自分は動かず、人を動かす。

経験ないものほど、指示を出して、動かせば落ち着く。

 

でもねえ、小説だと、落ち着いてはいけないんだよなあ。

 

これでもか、これでもか、と不幸と恐怖が来ないと。

 

最後をハッピーにするにしても、とことん落とさないと喜びが低い。

 

読むだけの人間は、好き勝手言えるよねえ。

 

ついついマンガや原作でお手軽映画になる気持ち、今ならよくわかる。

 

会社側なら、失敗は出来ないものね。

 

となると、毎週の漫画家が一番過酷な最前線作家か。

 

そこでヒットを飛ばすのは、裏で死人が出てもおかしくない????