キャプテン
40代でコミックを数巻買う。
そして50代で全巻を揃えた。
本格的にクラブ活動をしたことがないので、この漫画はチームというのがいかにうまくいかないかの示唆に富んだものでもある。(本編では克服されるわけだが)
そして今配信されているので、動画を見ている。
時代が古いので、今となっては違和感がいろいろあるが。
中でも、試合に監督どころか先生さえいないというのには改めて驚く。
それも全国予選の公式試合でさえ。
では、先生さえいればいいのか。
いえいえ、今ではその先生の指導方法に問題があるとか、性的被害とか、或いは超過勤務とか、ワイドショーのネタに困らない状態。
そんなクラブでキャプテンなんて、とてもじゃないが、会社の中間管理職並みに悩むはず。
真面目にコツコツ努力して、うんと努力して、その姿をみて部員が付いてきてくれるなんて。
大人になってもやはりチームプレイが苦手な私には、無理だな。
すぐに逃げる方だ。
そして、なにより作者が早くに亡くなったことが、一番衝撃だったな。
お兄さんはビックヒットを連発して、未だ健在。
先日TVで戦時中の話をされていたが、弟さんの悲劇には誰も触れていなかった。
大陸に取り残され恩人の家で隠れて生活する中、退屈して騒がないよう弟妹に読み聞かせの絵本を書いたのが原点だという話では泣けてきた。
周りは敵ばかりの中、よく生還できたものだ。
心ある現地の人も命がけの(アンネの家)そのものだ。
そんな苦しい経験をして生き延びた兄弟が共に漫画家になり代表作も得た。
それなのに。
兄の哀しみはいかほどか。
高齢であってもまだ筆を持てるということで、当時の様子を書き残しているということ。
そこでは、弟が生きている。
ジョー、と呼ぶその声は、本当は弟の名を呼んでいるのかも。
プレイボールも揃えてた。
(実は先に高校編を知ったのだよ。)
田舎ではマンガを売っている店もなく、買う習慣も育たなかったから。
大人になって喫茶店やお好み焼き屋で初めて出会うコミックがほとんどだったな。
私の子どもたちは、毎週マンガを買い、コミックも揃える、けっこういい暮らしをしていたが。
中学校ではいじめがあり、なかなかいい学校生活というわけにはいかなかったな。
それでも、まだ生きてはいる。
今のご時世、盆に渋滞の中帰省するのは、死と隣り合わせ。
私は、盆を避けて帰れというね。
ヒマな月に、1wの有給休暇が取れないような人生は、つまらんですよ。
台風は木曜直撃確率70%。(私予想)
相当やばい感じ。