歯のお掃除

毎月のクリーニング。

 

自分ではなかなかきれいに出来ないものである。

だから虫歯が出来る。

 

そして、高齢化してくると歯ぐきが下がり、刃の根元がやられる。

放置していいことは何もない。

 

ということで、もう何年だろうか。月に一回のお掃除。

 

今日は応援の先生がいて、3台フル稼働。

 

そのうちの一台から聞こえてくる説明は・・・

もう黒くなってダメですから抜きましょう。

ただし、血液がサラサラになるお薬を飲まれているので出血するかもしれないので、少し縫いましょうね。・・・

 

ああ、聞いているだけで恐ろしい。

こっちの背筋がゾッとする。

 

地域全体が高齢化しているので、まず40歳未満はいない待合室。

ほぼ7割は70歳以上と言ってもいいくらいの顔ぶれ。

 

それにはわけがあって、20年前くらい小学校近くのコンビニ跡に女医開業したから。

 

眼の付け所が>>>>シャープです。大正解。

 

というわけで、若い患者は女医さんやもう少し市内の腕がいいと評判の医院へ。

残された老歯科医。(

もともとは大型住宅団地目当てで、コンビニ二階で開業。

そして、近くの土地に自前診療所開設。順調な展開。

 

しかし、子どもは大きくなる。高校卒業したら家を出る。

 

まあ、自身も高齢になったので、いつまで営業できるか。

今日の若先生は、前も見た方と同じかわからないが、歯科医はあぶれているというし。

家付き・助手娘付きで譲り受ければめでたしめでたしだが。

 

医者や弁護士は高級エリートのように見えて、その跡を継ぐ子どもがいるかどうかで存続が分かれる。

 

地域に馴染んでいるからと言っても、地域が縮小・高齢化しているからね。

安定を求めるなら大学病院などだが・・・・そこは需要と供給で競争が厳しい。

精神を病むことも多々。

 

最近は志ある方の、救急医療とか在宅医療とか総合診療とか取り上げられるが。

発展途上国へ行くのは、未だにハードルが高い。

ライオンは孤独だ。

 

その他でも、家業を継ぐかどうかは、過去も未来も永遠に続く問題。

 

立派な家に生まれるのは、それはそれで大変ですね。

 

庶民のサラリーマンは、そう考えると子どもの選択肢は無限に広がり、自由だと叫んでもいいのだが。

 

そこそこに生きられればいいやという考えも多々あるだろう。

 

私なんか、そっちだ。

 

まあ、とりあえず、夜中に歯が傷み、一睡もできませんという日がないよう継続していこう。