庭を持て余す。

庭に出ると蚊が群がって来る。

 

だから蚊取り線香は必需品。

 

エアコンかけた部屋に居ると咳が出るので、外での仕事作って庭へ。

壊れた鉢を粉々にして田舎へ持って行く計画。

 

最初は土のう袋に詰めてその上からハンマーで叩いたが、すぐ穴が開いた。

横着はよして、ブロック・敷物・箱を用意して、一休さん方式で地道に一つ一つ細かく砕く。

一見時間がかかるようで、確実に鉢の残骸は減っていく。

 

蚊取り線香を約30分に折って火を点けているのでそれが労働時間の目安。

まだ1㎝残して汗が垂れて来て関節も固まってきたので休憩。

 

食事を挟んで後半20分くらいで全量粉々。

細かくすると量は意外と少ないのは、こういうのではあるある。

土のう袋ではなく、レジ袋でも足りる量。

 

後の壊れた鉢は、茶色い材質が硬い鉢なので、これは危険。

始末に困る部類。

 

狭い庭だが、芝や木を植えても、ほとんど外へは出ない生活。

花や盆栽が趣味でないと庭は放置されるパターンが多いみたい。

 

日本の住宅地では、すぐ横がお隣の壁とか窓なので、視線が気になるし、バーベキューなどは迷惑そのもの。

子どもが歓声を上げればウルサイと言われそうだし。

 

実際、我が家もほとんど庭では遊ばなかった。

 

後半は、切った枝葉の捨て場所として、腐葉土が溜まりまくって、先日までの苦労。

 

30年前に将来を考えた設計をしていたら、並列2台分の駐車場確保した家に出来た。

 

実にもったいない裏庭。3m×10m

 

縦列でスペースを確保した家もあるが、使い勝手は悪い。

やはり家の前に並列。

それも、玄関に近い設計が便利。

 

買い物がすぐ玄関へ持ち込めるのがありがたい。

 

傾斜地にありがちな掘りこみ駐車場は、不便極まりない。

 

車で通勤・買い物の生活スタイルを優先すれば、家はまず駐車場から設計。

そして、買い物を運ぶ動線を考えて玄関・台所・洗面所かな。

 

重たい食材を毎回台所へ運ぶのは、男ではなく女性。

 

でも、設計は男性。

優雅にコーヒー飲んで庭を眺める程度の生活感覚しかないのではダメだよね。

 

後勝手口はゴミ出しへの第一歩。

ゴミを持って毎回玄関へ行くのはNGだよ。

マンションじゃ、出入り口が一つしかないから仕方がないが。

戸建、男目線ではゴミ出しは考えてもいないだろう。

 

日常の作業と動線を無視する男性目線の家。

暗い・暑い・寒い狭い台所にしてしまう、30年前の和風建築。

 

10月入居だったので、冬にはもう引っ越したくなった。

 

あの頃は、30㎝の雪が積もった。

 

子どもは喜ぶが、大人はシマッタ。

 

通勤は混むし、寒いし、失敗とすぐに思った。

 

あれから33年。

 

やっと、転居する時には一人とは。

 

庭に植えた木が、膨大なゴミと化すおまけ。

 

庭だけでなく、家そのものを持て余す。

 

PCあれば、軽貨物でも生活出来る。

いや、猫さえいなければ、皆さん旅しているように、私もそうしているだろう。

 

30年前と違って、PCがあればどこでも快適な生活が出来そう。

その為の道具の揃っているようだし。

 

日帰りか、一泊ぐらいは可能だろうから、田舎暮らしが落ち着いたら、車の改造に取り掛かろうか。

 

停めっぱなしでは車が可哀そうだし。

 

ううんん、持て余しているのは、自分自身かもしれないな。