汚い相撲に明日は無し。
夕方4時~5時の小兵力士の取り組みだけが面白い。
それに反して、大柄な力士が持久戦よろしくなかなかしきりに入らない。
もはやプロレスかK1だ。
場内からもヤジが飛ぶ。
手つき不十分は日常茶飯事になっているし。
最後は横綱が、エルボー。
完全にK1。
本来患部を庇うためのサポーターで、エルボー。
審判部も協会も無力。
横審も無力。
なんだか政治と一緒で、一強はすべてを制する、感じ。
いや政治だけでない、経済も圧倒的NO1が世界を制する。
客席に空席が目につくのに、満員御礼の表示。
現実に目を背けたままの大相撲に明日は無い。
ごく近い将来に、横綱不在の番付が出るだろう。
それからは大関も不在となるだろう。
実質勝ち越すだけがやっとの大関は、もはや価値無しの看板辛うじてお客の興味を残しているのは小兵の取り組み。
日本のスポーツ界は、というより、人々の本音は、従来通りでなんとか楽して過ごしたい。
実力主義とか、成功のチャンスとかは、いらない。
平凡でもいい、楽に安定がいい、という感じではないか。
だから、少々の我慢は当たり前で、やがて自分が年長になれば立場が逆転する。
強いものに逆らって冷や飯食うより、子分よろしくついて行って、おこぼれもらう方が楽で安定。
では、タイトルの明日は無いは、ないことになるのか。
まるで禅問答だが、金を払っているなら権利があるとばかりのお客が、ヤジを飛ばし場内が騒然として、本当にプロレスやK1会場のようになれば、・・・・・
相撲の道に行くことをためらう若者が増えて、親も反対するだろう。
運動神経がよく、身体も大きいなら、他のスポーツで勧誘される機会が増えるだろう。
それとも、1強が終われば、平々凡々な世界に戻って、秩序が成り立つか????
それにしても、肘撃ちで流血されるのを覚悟していく相手の考えやいかに。
(毎度毎度だし、自ら突っかけて挑発しているし・・・わからん)
もしかして~~~、優勝は決まったようなものだから、ケチをつけるために敢えて犠牲になった?? まともにやっても勝てないし。
案の定、批判の嵐。
頭のいい、技術ある力士だけに、なんか腹黒い感じを受ける。
解説のガチンコさんが、肘撃ちの弱点をつけるので、自分はラッキーと思っていた。
だから、相手もしなくなった、と言ってた。
ほんと、不思議なくらい無策だもね。
無法で負ければ同情が得られる。
なんてことでは、双方に不幸。
嫌なら見なければいい。
こういう結論になるのかなあ。
肘撃ちは彼だけなんだが。
しなくても十分に強いのに。
自然消滅を待つのが、この国の特徴だね。
戦わずして、自分を守る。