映画の2時間が長く感じる。

数分の動画に慣れ過ぎて、映画がまともに観れなくなった。

 

久々に以前話題になった作品が出ていたので見始めたが、内容が暗いせいもあって、何回も中断。

 

家のPCで見ると言う事は、あまりに周りが日常なので気が散ってしまうということもあるだろう。

 

映画館ならもうそれしかないので、よっぽどつまらない限り見るしかない。

 

しかし、人混みの中へ出かけること自体が嫌になったので仕方がない。

 

それに、本当に観たいと思うようなものには出会わないし。

 

動画で現実の作品?ばかり見ていると、虚構のモノが嫌になる。

 

コロナでさらにはっきりした。

 

作れない、上映できない、無観客。

どうして表現者が粛々とお上に従うのか。

デモもストもなく、表立って抗議もしない。

 

それで表現者と言えるのか。

 

わが身可愛さで黙っているだけ。

 

暴動がいいというわけではないが、ちゃんと抗議をしろ、という感じ。

 

作品を見て感じてください、なんて、逃げの口実。

 

あれこれいっても、いざとなると自分をかけて発言する人はほんの一砂でした。

 

五輪貴族がどうのこうのというなら、彼が泊まるホテルの正面で抗議を表明するくらいの行動が組織出来ないのがこの国。

 

したといてもTVで流さないかも、と疑われる程度のマスコミ。

 

ネットがあるのに。

いざとなったらマスコミがと逃げの口実。

 

私は東京がどうなってもいいから五輪してカオスになればいいと思っていたが、中々ならない不思議。

 

選手村で発生するのを祈るしかない。

 

東京だけで収めてくれればいいのに、わざわざ県外へ来て変なアピールしたいとか。

NOと言えよ。情けない。

 

現実があまりに情けなく、虚構の映画なんかまったく力がないことがよくわかった。

というより、自由だ、表現だという方がたの程度も知れた。

 

やはり、自分の身は可愛い。

 

渦中に入ることはなく、嵐が過ぎ去るのを待つ大人の狡さ。

 

この国に銃が溢れてなくてよかったね。

 

私のようなひ弱な人間は、真っ先に撃って人生を終わらせるかもしれない。

権力者を道連れに。